HEQA01  フォノイコライザーアンプ

価格  450,000円   (税別)
入力 MM MC
入力感度 2.5mV 0.25mV
入力インピーダンス 47kΩ
ゲイン 36dB 62dB
最大許容入力 160mV 8.5mV
定格出力電圧 200mV
RIAAカーブ偏差 ±0.2dB 以下(20〜20kHz)
再生位相偏差 ±1°以下(20〜20kHz)
寸法(WHD) 223 x 83 x 370 mm
重量 4.6Kg

詳細

 Phono Equalizerの目的はRIAA曲線で変調された信号を再生時に元に戻すことですが、従来のイコライザーではf特(音圧周波数特性)のみの復調精度が追求されており、位相シフトがイコライジングの途中で発生していました。

 HEQA01では、f特だけでなく位相も含めてフラットに復元できる回路を採用し、この欠点を取り除くことに成功しました。位相特性を重視したHCTR01(MCカートリッジ)の特性を100%発揮させることができます。

 イコライザー回路にはNF+CR型を採用しており、まずNF型ローブースト回路でRIAAカーブの低域を補正し、CR減衰回路で高域のロールオフ補正を行っています。入力バッファーにはアナログデバイセズの超低雑音オペアンプAD797、NF型ローブースト回路と出力バッファーにはTIの超低雑音高速オペアンプOPA627という最高の性能を発揮できるチップを採用しています。

 位相特性を重視した設計で、RIAA回路を介して信号を入れた際の出力は、ゲインも位相も可聴帯域全域にわたってフラットになっています。ちなみに仕様では、20Hz〜20kHzにおける再生位相偏差は±1°以下、RIAA偏差は±0.2dB以下となっています。

 また、消磁回路を搭載しており、レコード再生中にパネルのデガウスボタンを押すと、リレーで入力をショートし、コア材の帯磁を除去します。

拡大写真

HEQA01:拡大写真前面

HEQA01:拡大写真背面